【例】
・運転中、遠くは見えるがカーナビが見づらくなってきた。
・スポーツ観戦が趣味だが今の眼鏡では遠くがクリアに見えず、一方でスマホを見るときは眼鏡を外したほうがよく見える。観戦時の眩しさも気になる。
・今使っている遠近両用眼鏡だと、あごを上げた姿勢でないとノートパソコンが見えづらくなってきた。
上記のような例に加え、たとえば車の整備士は上を向きながら手元の作業をする機会があるなど、職業によって見たい距離、見るときの姿勢もさまざま。細かい使用状況やニーズを伝えることで、より自分に合った設計や機能をもつレンズを、適切な度数であつらえてもらいやすくなります。
場合によっては、度数が異なる2本の使い分けを勧められることもあるでしょう。シーンに応じて最適な度数を使い分けることで、見え方の質は上がります。遠近両用1本で遠くも近くもと欲張ると、結果的に使いにくい眼鏡に仕上がってしまうことも少なくないのです。
必ずしも最新がいいとはかぎらない
眼鏡レンズは日々進化しており、各メーカーからは見え方の悩みに寄り添う製品が様々登場しています。もちろん、それらの特徴を自身で把握する必要はありませんし、必ずしも最新のものを買うのが正解とも限りません。
適切なものを提案してもらうために大事なのは、やはりコミュニケーションです。これまで触れたように、見たい距離やシチュエーションに加え、「眩しさを抑えたい」「もっとくっきり見たい」など、見え方のニーズをしっかり伝えることが、適切なレンズに導いてもらう近道となります。
フレームとのセット価格でない場合、レンズが決定するまで価格がわからず不安になることもあるでしょう。もし予算の目安があるなら先に伝え、まずはその範囲内で提案を受けるのも一法です。
仮枠にテストレンズを入れて見え方を試す段階で、予算内のレンズと、より高価なレンズで見え方にあまり差を感じなければ、無理に高いものを買う必要はありません。もし高いほうが格段に見やすいようならば、検討を。毎日使う道具ですから、快適な見え方に投資する価値はあると私は思います。
眼鏡は、自分の“見た目”と、“見え方”をアップデートすることができるアイテム。似合うだけでなく、ライフスタイルにフィットする一本を選ぶことができれば、心強い相棒となってくれるはずです。


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