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オープンAIと並んでAI開発競争の先端を走る巨大企業・アンソロピックが、IPO(新規株式公開)に向けて目論見書を提出した。日経新聞の報道によれば、11月中にナスダックへ上場し、時価総額は1兆ドルを超えると推定されている。
アンソロピックの共同設立者であり、現在でもCEOを務めているのが、ダリオ・アモデイ氏。
実は彼は、もともとはオープンAIの社員であったことをご存じだろうか?
アモデイはオープンAIのなかでも「安全性派閥」とよばれる、もし仮に超知能AIが暴走すれば人類は滅亡してしまうのではないか、というリスクを重く受け止めていたグループの急先鋒だった。
彼は「超知能AIの安全性」をめぐって、オープンAIのCEOであるサム・アルトマンと激しく対立し、やがて自ら会社を立ち上げるに至ったのだ。
その経緯について、カレン・ハオ著『
Empire of AI(エンパイア オブ AI)』の第6章から、抜粋・編集してお届けする。
GPT-3の成功がすべてを変えた
2020年にリリースされたGPT-3のAPI(アプリケーション・プログラム・インターフェース)の成功を受けて、もともと同社に出資していたマイクロソフトはオープンAIとの関係を深める決断を下した。
アルトマンは、利益上限を新たに以前の6倍に設定し、マイクロソフトからのさらなる20億ドルの投資を求めた。大規模言語モデルの商業的価値の高さに気づいたオープンAIは焦点を定めた。
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