有料会員登録
ビジネス

《今こそ知りたい!》上場間近のAI企業・アンソロピック、設立のきっかけとなった「オープンAIの内紛」とは?

6分で読める
アモデイがオープンAIと袂を分かつに至った原因とは?(写真:Getty Images)
2/4 PAGES
3/4 PAGES
4/4 PAGES

のちにアンソロピックの人々は、今回の「離婚」の原因として、AI安全性アプローチに対する意見の不一致を挙げることになる。それは事実ではあるが、そこには権力の問題も絡んでいた。

ダリオ・アモデイは自分の原則を忠実に守りながらアルトマンから距離を置きたいと願っていたのと同じくらい、自分の価値観とイデオロギーにもとづいて行動するために、AI開発においてより大きなコントロールを得たいとも望んでいた。

オープンAIと同じ轍を踏むアンソロピック

以後、アモデイならびにほかのアンソロピック創業者たちは、なぜオープンAIではなくアンソロピックこそが、彼らが最も重大と見なす技術のよりよい管理者なのかについて、独自の神話を語りはじめる。

アンソロピック内の会議で最新の情報について発表する際、アモデイは「サムと違って」あるいは「オープンAIと違って」というフレーズを頻繁に使うようになる。

しかし時間とともに、アンソロピックのアプローチはオープンAIのそれとほとんど区別がつかなくなっていった。スタイルこそ違えど、中身はほぼ同じだ。

オープンAIと同じで、容赦なくスケールを追求するようになる。オープンAIと同じで、民主的なAI開発の支持を表明しながらも、秘密主義の文化を育んでいく。オープンAIと同じで、協力を謳うが、その設立そのものが競争に根ざしていた。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数