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トランプの「米中は同盟国」発言で大満足の習近平、はしごを外された高市首相…"邪魔な石=日本"排除へ動く中国の深謀遠慮

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米中首脳会談 トランプ 習近平
トランプ大統領と習近平国家主席の首脳会談で強調されたのは「米中同盟」でした(写真:ロイター/アフロ)
  • 清水 克彦 政治・教育ジャーナリスト/びわこ成蹊スポーツ大学教授
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アメリカのニクソン政権で国務長官を務め、アメリカと中国の国交正常化を実現させたヘンリー・A・キッシンジャーの著書『キッシンジャー回想録 中国(上)(下)』(岩波書店)には、中国の戦略を囲碁に例える記述がある。

囲碁には、将棋やチェス以上に、相対的な優位を辛抱強く積み重ねることで勝利を目指すという特徴がある。これを習氏の戦略にあてはめるなら、時間をかけて味方を増やし、それと同時に、自分より強い相手(アメリカ)から攻撃されないよう身を守る仕掛けを作っていくといった手法が、「囲碁的戦略」と言えるかもしれない。

習氏にとって日本は「残された邪魔な石」

事実、習氏は5月20日、ロシアのプーチン大統領、6月8日には北朝鮮の金正恩総書記と会談し、まず「身内」を固めた。

そして、その後は、8月31日、キルギスの首都ビシュケクで開かれた上海協力機構(SCO)首脳会議に出席して中国寄りの国々を引き締め、9月2日には中東の大国でスエズ運河を押さえるエジプトのシシ大統領、さらに9月12日には、AI大国に発展したインドのモディ首相とも会談した。

トランプ氏と会うまでの数カ月で、「首脳会談がどっちに転んでも中国は大丈夫」と言えるまでの準備を周到に重ねてきた点は、習氏らしいと言う以外にない。

習氏が「核心的利益」と位置づけ「中国の夢」とも語る台湾統一に関しては、中国共産党総書記に就任した2012年以降、数カ月どころか10数年もの歳月をかけて布石を打っている。囲碁で言えば、そんな習氏にとって残された邪魔な石が日本ということになる。

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