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朝ドラ《ブラッサム》のモデル 恋多き作家・宇野千代が語る"青春" 初任給8円に母は涙…なのに男性教師に惚れてクビ

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『宇野千代 ちょっと自伝』より
作家・宇野千代の「働くこと」への強い思いを、本人の言葉からたどる(写真:『宇野千代 ちょっと自伝』より)

INDEX

NHK連続テレビ小説『ブラッサム』の主人公のモデルとして、いま改めて注目を集めている作家・宇野千代。
「恋多き作家」として知られる一方で、その人生を貫いていたのが、「働くこと」への強い思いでした。小学校の代用教員から始まり、作家として小説を書き、女性誌『スタイル』を創刊。88歳を迎えてもなお、「一生、現役で働くのがわたしの理想です」と語っています。
そんな宇野千代が、88歳から91歳のときに自らの人生を振り返って語った言葉をまとめたのが、『宇野千代 ちょっと自伝』です。自由奔放に見えて、いつも働き、自分の力で人生を切り拓いてきた女性の生き方を、本人の言葉からたどります。

錦帯橋を渡って、ひとり旅立ち

いつもわたしが岩国に帰って来ると「お戻りんされませぇ」って、岩国弁で言ってみんなが歓迎してくれます、有難いわねぇ。

紅葉谷というところに、わたしの文学碑が建ったの。「去年の夏、臥龍橋(がりょうばし)の上で、はじめておはんと会うてからこの幾月……」と、わたしが書いたとおりに、原稿用紙の桝目までそのまんま、『おはん』の一節をね、四国の青石だそうです、立派な碑で、谷の林の中の配置もとてもいいし、嬉しくて嬉しくて。

紅葉谷から吉香(きっこう)公園を通って、わたしの家の方にちょっと戻ると錦帯橋(きんたいきょう)。綺麗でしょう? 古ぅい橋ですよ、建てて何年になるのかしら、台風で流されちゃったこともあるんです。

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