では、このスタイルは、日本でも一時的な話題にとどまらず、日常の選択肢として定着していくのだろうか。
Paik's DABANGは新橋と神田を足がかりに、東京都内へ段階的に出店し、将来的には大阪など主要都市への展開も検討する。商品も日本向けに調整。ミルク系ドリンクを強化したほか、コーヒー豆のブレンドや一部メニューも見直した。
さらに、日本専用のアプリも開発。モバイルオーダーやスタンプ、クーポンといった機能を備え、利用時間帯やメニューの好み、リピート率などの消費行動を把握し、今後の商品開発や店舗運営、マーケティングにも生かしていく考えだ。
MASS COFFEEも、まず新橋店を安定させたうえで、虎ノ門、有楽町、日本橋など都心のオフィス街への出店を見据えている。その後、池袋や原宿、渋谷など若者が集まるエリア、さらに住宅地へと段階的に広げていく構想だ。
その先には、日本限定のメニューを開発し、それを韓国へ"逆輸入"する夢もある。
「韓国のお客さんが『これ、日本から来たんだって』と言ってくれる日が来れば」
カフェインを控えたい人向けに「デカフェ」も用意
一方、大容量だからこそ気になるのが、カフェインの摂取量だ。厚生労働省も、カフェインの過剰摂取によって不眠や心拍数の増加などが起こる可能性があるとして注意を呼びかけている。
両店ではカフェインを控えたい人向けにデカフェの商品も用意されており、自分に合った飲み方を選ぶことも大切だろう。
韓国で支持された"大容量・低価格"が日本で定着するためには、価格や量だけでなく、日本人の生活スタイルにどこまで溶け込めるかがカギになる。
新橋で見かけた"大きな一杯"は、日本のコーヒー文化に新たな選択肢として加わるのか。まずはビジネス街から、その答えが見えてきそうだ。


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