相鉄が大手私鉄として承認されたのは1990年5月31日。8000系はその年の12月25日にデビューした。いずみ野線延伸と沿線の不動産開発などを背景に相鉄の利用者数がピークを迎えようとしていた時期に重なる。
「くの字」に尖ったデザイン
『相鉄グループ100年史』によると8000系は「21世紀にも通用する車両」をコンセプトに設計された。日立製作所が製造し、99年度にかけて10両編成13本が導入された。93年以降に並行して投入された東急車輛製造(現・総合車両製作所)による「9000系」は8000系と共通点が多い。
8000系の先頭部は正面に向かって左に非常扉を設けた左右非対称、横から見ると「くの字」に尖ったデザインとなっている。アルミ合金製で、車体幅は2.93m。デビュー当時のパンフレットは「この電車は、自由と新しさを感じる横浜のイメージにマッチするようデザインを一新しました。先頭部はシャープにカットし、大形ガラスを用いて開放感を出すと共に、極力シンプルにまとめ都会的イメージを持たせるよう考慮しました」と強調する。
登場時は下部中央に前照灯があったが、現在は上部の左右に移設された。赤と白を使った車体色は、のちにブルーとオレンジのラインの「グループカラー」へ変更。ヨコハマネイビーブルーになった8000系も1編成だけある。

