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ビジネス #消滅寸前ビジネス

「それ、製造に関係ないのでは」営業の受注報告に現場が反発…国内2社となったマッチ老舗5代目が挑む"120年の受身体質"改革

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製造中のマッチ。ロール状の機械に固定され、頭薬の乾燥のため、ゆっくりと移動していく
製造中のマッチ。ロール状の機械に固定され、頭薬の乾燥のため、ゆっくりと移動していく(写真:筆者撮影)
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大西さんは、社内アンケートを導入。今まで表面化しなかった本音やモヤモヤが出てくるようにはなったが、それでも、双方向のコミュニケーションの難しさを痛感しているという。

コンサルタントとして他社の支援をしていた頃と、当事者として自社を動かす現在との違いについて、大西さんは苦笑いして振り返る。

「コンサル時代の経験があるからこそ、経営陣と現場の間に立つ客観的な第三者が存在する価値を、自分自身がいちばん理解できているのかもしれません(笑)。当事者同士だと言いにくいことでも、第三者が介在することで素直に伝わるケースがある。自分一人で力ずくで進めるのではなく、社外の知見も借りながら、45人で一歩を踏み出せる組織づくりをしていきたいですね」(大西さん)

100円均一ショップ「ダイソー」へ出荷されるマッチ(写真:筆者撮影)

工場の遊休スペースでベビーリーフを育てる

新しい動きも始まっている。2026年7月、同社は工場内でベビーリーフの無農薬栽培を開始したと発表した。マッチとは畑違いに見えるが、マッチ事業で長年培ってきた品質管理のノウハウを横展開した形だ。工場内の遊休スペースに栽培設備を導入し、関西圏のホテルやレストラン向けに、無農薬のベビーリーフ等を年間を通じて安定供給する。

マッチ事業の品質管理をベビーリーフ栽培に応用。光や室温を人工的に調整できる工場内であれば、効率的かつ安定的な収穫が見込める(写真:日東社)
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