大西さんは、社内アンケートを導入。今まで表面化しなかった本音やモヤモヤが出てくるようにはなったが、それでも、双方向のコミュニケーションの難しさを痛感しているという。
コンサルタントとして他社の支援をしていた頃と、当事者として自社を動かす現在との違いについて、大西さんは苦笑いして振り返る。
「コンサル時代の経験があるからこそ、経営陣と現場の間に立つ客観的な第三者が存在する価値を、自分自身がいちばん理解できているのかもしれません(笑)。当事者同士だと言いにくいことでも、第三者が介在することで素直に伝わるケースがある。自分一人で力ずくで進めるのではなく、社外の知見も借りながら、45人で一歩を踏み出せる組織づくりをしていきたいですね」(大西さん)
工場の遊休スペースでベビーリーフを育てる
新しい動きも始まっている。2026年7月、同社は工場内でベビーリーフの無農薬栽培を開始したと発表した。マッチとは畑違いに見えるが、マッチ事業で長年培ってきた品質管理のノウハウを横展開した形だ。工場内の遊休スペースに栽培設備を導入し、関西圏のホテルやレストラン向けに、無農薬のベビーリーフ等を年間を通じて安定供給する。


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