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ビジネス #消滅寸前ビジネス

100均にもあるのに「1箱500円」…稼ぎ頭を売って《売上25億→5億、市場100分の1》の「マッチ」を残した老舗5代目の"賭け"

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日東社 ブルーラベルマッチ
1年の歳月をかけ、初めて自社オリジナルブランドとして開発した「ブルーラベルマッチ」(写真:日東社)
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大西さんは、この手間暇をかけたプロダクトだからこそ、価値があると捉えた。

「軸木の色の濃淡の程度、染めた後はちゃんと火が点くのか、頭薬をつけたあとは、火をつけて5秒10秒と燃え続けるのか、ずっと不安でした。見た目をおしゃれにしてもマッチとしての機能が伴わなければ意味がありませんから」(大西さん)

実験から約3カ月後、ついに試作品が完成した。ブランド名は「ブルーラベルマッチ」。約1年の歳月をかけて、日東社のマッチとしては初となるオリジナルブランドが誕生した。

青は瀬戸内海の海と空、白は姫路城をイメージし、燕の意匠をレイアウトした。軸木は藍色、頭薬は清潔感のある白色で仕上げている(写真:日東社)

白い壁に1点だけ、展示会で100社が反応

2025年6月、東京ビッグサイトにて開催された国際インテリア・ライフスタイルの見本市「インテリアライフスタイル」に、ブルーラベルマッチの試作品を出展した。

2025年6月、東京ビッグサイト開催の見本市「インテリアライフスタイル」での日東社ブース。余白のデザインが引き立っている(写真:日東社)

壁一面にびっしりと商品を陳列する他社ブースが並ぶ中で、日東社のブースは真っ白な壁に燕印のブルーラベルマッチの箱のみ置かれている。“余白のデザイン”に引かれて足を止めた来場客からは、「美しい」「こんなおしゃれなマッチ、見たことがない」と感嘆の声が漏れた。

ブルーラベルマッチに関心を示した会社は展示会だけで100社以上。美術館のミュージアムショップやアロマキャンドル店、インテリアショップのノベルティなど、それまでのタバコ用や仏壇用とは異なる、新しい用途としての引き合いが相次いだ。

次の目標は、同年11月の「マッチ業界150周年記念パーティー」に合わせた正式販売だ。チームは、4カ月間で価格設定やECサイトの構築を急いだ。

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