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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

「うちの子だけ遅れてる」「○○くんはできるのに」と焦る親の"致命的な勘違い"…指導歴38年のプロが明かす《脱毒親》への道

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登山中の親子
「人生」という名の山を登る子供に、どう寄り添えば「毒親」にならずにすむのだろうか(写真:kapinon/PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家

INDEX

【質問】
小学3年生の息子のことで悩んでいます。同じクラスのお友だちは、分数を知っていたり、中学受験塾でたくさん勉強していたり、どんどん前に進んでいるように見えます。それに比べてうちの子は、勉強も運動も平均以下。本人もマイペースで焦る様子もありません。私だけが焦って、つい「○○くんはできているのに、どうしてあなたは……」と思ってしまい、自己嫌悪に陥ります。このままで本当に大丈夫なのでしょうか。
(40代、Mさん)

子どものことを思うあまり、つい他の子と比べてしまい、自己嫌悪に陥ってしまう。そのお気持ち、とてもよくわかります。筆者はこれまで38年間、4500人以上の子どもたちを直接指導し、Mama Café(カフェスタイル勉強会)でも累計1.8万人の親御さんたちの相談に回答してきましたが、「比べてしまう」という悩みは、最も多くいただくご相談のひとつです。このしんどさの裏には、多くの親が陥っている"ある勘違い"があります。

親を苦しめる「同じ山を登っている」という錯覚

私たちは無意識のうちに、子どもたちが皆「同じひとつの大きな山」のふもとに並ばされ、一斉に頂上を目指して競争していると錯覚してしまっています。学校というシステムや、年齢ごとに区切られた成長の目安が、その錯覚をさらに強固にし、信念化することすらあります。「同じ年齢」というだけで「同じコース」にいると思い込んでしまうのです。

同じ山を登っていると仮定してしまうと、当然ながら「現在地の高さ」が気になり始めます。「あの子はもうあんな高いところまで登っているのに、うちの子はまだ5合目だ」「お隣の子は走って登っているのに、うちの子は座り込んで石ころをいじってばかりいる」と、視線は自然と「他の子の高さ」や「登るスピード」に向かい、我が子のペースの遅さにイライラしたり、不安になったりします。親の愛情ゆえの心配ではありますが、これが子育てのしんどさの根本的な原因なのです。

しかし、現実はまったく違います。子どもたちはそもそも、同じ山に登ってなどいないのです。

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