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キャリア・教育 #ぐんぐん伸びる子は何が違うのか?

「うちの子だけ遅れてる」「○○くんはできるのに」と焦る親の"致命的な勘違い"…指導歴38年のプロが明かす《脱毒親》への道

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登山中の親子
「人生」という名の山を登る子供に、どう寄り添えば「毒親」にならずにすむのだろうか(写真:kapinon/PIXTA)
  • 石田 勝紀 教育デザインラボ代表理事、教育専門家
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子ども自身もまた、成長するにつれて「周りの子」と自分を比べて落ち込む時期が必ずやってきます。「あの子の方が足が速い」「あの子の方が頭がいい」と。

そんなとき、親が日頃から「あなたはあなたの山を登ればいいんだよ」「昨日のあなたより確実に一歩進んでいるね」と伝えていれば、子どもは不必要に劣等感を抱くことなく、自分の人生に集中することができます。

反対に、親の「○○くんはできるのに」が積み重なると、子どもは「自分はダメなんだ」と思い込むようになります。愛情から出た言葉でも、比較が口ぐせになれば、子どもの心を静かに蝕んでいくのです。

比較から生まれるのは、優越感か劣等感のどちらかだけであり、そこには本当の自己肯定感は育ちません。本当の自己肯定感とは、「自分の山は、なかなか悪くない」「自分のペースで登るこの道のりが好きだ」と思える心のことです。

今日からできる、「過去のその子」と比べる声かけ

最後に、今日から実践できることをお伝えします。

子どもが何かを達成したとき、「○○ちゃんより上手だね」と他者と比較して褒めるのではなく、「1カ月前はできなかったのに、毎日頑張ったからできるようになったね」と、「過去のその子」と「今のその子」を比較して認めてあげてください。

そして、目に見える進歩がないように思える日は、日常の「雑談」を通じて、子どもとの信頼関係のメンテナンスをしておくといいでしょう。何気ない会話は、子どもにとって「ちゃんと見てもらえている」という安心感になり、親子の関係を強くしてくれます。

子どもは皆、違う山に登っています。誰一人として同じルートはありません。親である私たちができる最大のサポートは、他の山の高さを気にして焦らせることではなく、我が子の歩幅を信じ、その子が自分自身の山頂に向かって踏み出す「今日の一歩」を、世界で一番近くで讃えてあげることなのです。

ご相談者さんのお子さんは、自分の山をしっかりと登っています。どうかその歩みを、信じてあげてください。

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