有料会員登録
ライフ

米中間選挙「民主党も"トランプの成功体験"をマネる」、民主党議員が危惧する政治アピールと、本当にやるべき課題

7分で読める
トランプ大統領(写真:AP/アフロ)
2/4 PAGES
3/4 PAGES

「国民の目から見れば、党派の争いなど関係ありません。見えているのは『議会の535人の議員が、食料品価格を下げる法案一つ通せない』という現実だけです。過半数差がわずかで、ねじれが生じる今だからこそ、政党の壁を超えて実効的な法案を通す『超党派』の合意形成能力を鍛えなければなりません」

トクダ氏自身、連邦下院において共和党議員らと共同で、地方の医療崩壊を防ぐ法案(農村緊急病院への支援策など)や農業支援策を推進してきた。これらは単なる理念闘争ではなく、有権者の生活現場に必要な「結果」を出すための超党派のアプローチとして実践し続けるものだという。

テクノロジーの軍事転用や流出の危険

党派を超えた制度設計が求められているのは、内政課題だけではない。生成AIや先端半導体など、急速に進化するテクノロジーが軍事転用され、対立関係にある中国などへ流出するリスクが懸念されている。そんな中、輸出許可や監視体制など安全基準づくりの重要性が議論されるようになった。

実際に連邦議会では、高性能AIチップの対中輸出に許可取得を義務付ける「AI OVERWATCH法案」や、半導体の不正な転用を防ぐ安全対策を強化する「チップセキュリティ法案」などが審議されている。

連邦下院で「対中国特別委員会」にも所属するトクダ氏は、汎用人工知能(AGI)の開発競争において、自由な開発ではなく、検証体制の構築が必須であるとの立場をとる。

「技術開発の速度のみを優先して規制を排除するのではなく、重要決定においては、常に人間が関与(Human-in-the-loop)する検証プロセスを義務付ける必要があります」

そして、AIの普及に伴う新たな社会課題として提示するのが、全米の過疎地で相次ぐ巨大データセンターの建設による生活への影響だ。

4/4 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数