昨今、日本で結婚式を挙げる人が増えている。フランスの海辺のリゾート地ビアリッツで暮らすセリーヌさん夫妻もそのうちの一組だ。
今年2026年4月、夫婦が8歳の娘を連れて海外ウェディングに選んだ地は日本の神社だった。その背景には単純に円安だけが理由ではなく、日本文化への深い関心もあるようだ。
なぜ長年結婚式を挙げていなかったのか?
フランス人のセリーヌさんと夫のジャン・フィリップさんは、パートナーとして共に人生を歩み始めて14年。その間に結婚式を挙げようと幾度も試みたが、その度に試練が待ち受けていた。夫の両親が立て続けに病に倒れて他界。その後セリーヌさん自身が乳がんになってしまったのだ。どんどん先送りになる結婚式。夫妻にとって、結婚式を挙げることは14年越しの夢。その地に選んだのが、京都の神社だった。
セリーヌさんは乳がんが再発しながらも現在は回復し、「私は今、とても元気です」と笑顔を見せる。2人はタイミングが整った今、先延ばしにしていた結婚式をしようと決めた。なぜなら「もう後回しにする必要はない、今こそがそのタイミングだ」と痛いほどわかっているから。
しかし、夫の両親はすでに他界している。フランスで結婚式を挙げたとしても、参加できるのはセリーヌさんの両親だけだ。「出席するのが片側の親だけなのは寂しいでしょう?それならいっそのこと娘を連れて3人だけで外国で結婚式を挙げよう!と思ったのです」


※ログイン後、コメント入力が可能です。