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「アニメや漫画好きは安心?」最近の子どもの遊び方に疑問を抱く人が見落としている「本当に心配したほうがいいこと」

8分で読める
子ども タブレット 地頭力の正体
勉強でも娯楽でも「自分で選んで向き合う」経験が、思考力や集中力の土台になります(写真:nonpii/PIXTA)
  • 西岡 壱誠 一般財団法人ドラゴン桜財団代表理事・ドラゴン桜2編集担当
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この疑問をある先生にぶつけると、とても腑に落ちる答えが返ってきました。

「結局、ボタンを押すか、スワイプするかの違いなんだと思います」

「ボタンを押す」か「スワイプする」か

Netflixなどでアニメを観るとき、私たちはまず作品を探します。いくつかの候補から「これを観よう」と決めて、再生ボタンを押す。漫画を読むときも、作品を選び、本やアプリを開き、最初のページから読み始めます。

そこでは、「観たい」「読みたい」という意思が、コンテンツより先にあります。

一方、TikTokやYouTubeショートはどうでしょうか。アプリを開いた瞬間、すでに動画が流れ始めています。こちらが観たいものを決める前に、アルゴリズムが「あなたは、これが好きでしょう」と差し出してくる。

僕たちに残されているのは、流れてきたものを観続けるか、捨てて次へ進むかという選択です。

つまり、ボタンを押すときは「自分がコンテンツを選ぶ」。スワイプするときは「コンテンツの側が自分を捕まえにくる」。同じように画面を眺めていても、意思と情報の順番が逆なのです。

面白ければ少し観る。つまらなければ、すぐにスワイプする。すると、その次にはまた別の刺激がやってくる。

気づけば30分、1時間とたっているのに、「さっきまで何を観ていたのか」と聞かれると、意外と思い出せない。

先生が言った「ボタンとスワイプの違い」とは、単なる指の動かし方の話ではありません。

自分で選んでから観るのか、流れてきたものに反応し続けるのか。その違いなのです。

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