先述の国土交通省のホームページには、レンタカーを返却する空港別の外国人ランキングも掲載されており、24年度のデータでは、1位:那覇空港(32万9642人)、2位:福岡空港(24万0550人)、3位:成田空港(20万3791人)、以下関西、新千歳、中部、羽田、熊本、高松、下地島(沖縄県宮古島市)と10位までが示されている。
また、それぞれの空港で、訪日客の国籍が左右どちらの通行区分の国か(日本は右ハンドル・左側通行)というデータもあって興味深い。おそらく、日本とは逆の国ほど日本での運転に慣れないので事故を起こしやすいのではないか、という視点からの記述であろう。
右側通行・左ハンドル、つまり日本で運転すると母国とは逆になってしまう国籍の割合が一番高いのは、99%の下地島(沖縄県宮古島市)、最も低いのが羽田空港で58%となっている。
日本と同じ左側通行・右ハンドルの国は、イギリスとその植民地だった国を中心に世界で約30%と言われている。オーストラリア、ニュージーランド、インドなどの英連邦諸国の他、タイなども日本と同じだ。
下地島空港で右側通行国が圧倒的に高率なのは、国際線の就航地が韓国と台湾という、ともに「右側陣営」だけだからだと推察できる。ちなみに、地方空港への就航が多い香港は、国としては「中国の一部」だが、通行帯は日本と同じ。イギリスの植民地だった名残である。
自分が海外で運転するときは?
さて、筆者はこれまでに欧米を中心に41カ国でレンタカーを運転してきた経験がある。したがって、外国で運転する“戸惑い”と“慣れ”については、かなりの経験を積んでいるほうであろう。
まず、通行帯については、右側通行の国ではレンタカーを借りてしばらくは日本と逆なので、慎重にゆっくりと運転する。そうすると30分もすれば慣れてくる。
これまで通行帯を間違えてヒヤッとしたり事故を起こした経験は、幸いなことにない。ただし、左ハンドルの感覚に慣れないと、センターラインに寄って対向車と接近するのが少し怖いので、クルマがどうしても右寄り、つまり路肩に寄りがちである。


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