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キャリア・教育

文化人類学者・大川内直子と考える「私たちは組織の『見えない前提』をどのように読むべきか」

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今、組織の本質を探る文化人類学の視点に注目が集まっている(写真はいずれも本人提供)
  • 大川内 直子 文化人類学者/株式会社アイデアファンド代表取締役
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO

INDEX

AIやデジタル技術が社会を大きく変える時代に、企業や組織は何を見落としやすいのか。文化人類学者で株式会社アイデアファンド代表取締役の大川内直子氏と、『近視は病気です』(小社刊)の著者で眼科医の窪田良氏が対談した。第1回は、企業の現場に入り込み、人々の暮らしや仕事を共にしながら「見えない前提」を捉える文化人類学の実践的な価値を考える。

文化人類学は、企業や病院にも入っていく

窪田:大川内さんにお会いしたかったのは、文化人類学が、異文化を研究する学問にとどまらず、企業や組織の中でも力を発揮していると知ったからです。文化人類学は、改めてどういった学問なのでしょうか。

『近視は病気です』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら)

大川内:文化人類学というと、アフリカの農耕民やアマゾンの狩猟採集民のもとへ行き、フィールドワークをする学問というイメージがあるかもしれません。もちろんそれも重要ですが、近年は企業、病院、学校、科学者のいる研究所なども、人類学者にとって大切なフィールドになっています。

人がどのような環境の中で暮らし、他者と関わり、何を当たり前のものとして生きているのか。そうした人間の営みを、現場に身を置きながら理解しようとする学問だからです。私自身は、東大発のバイオベンチャーであるペプチドリームに協力をお願いし、科学的な知識がビジネスの中でどのように価値を持つのか、産学連携がどのように進むのかを研究してきました。

窪田:研究室の外に出て、実際に仕事や生活が営まれているところに入っていくということですね。

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