そして今回、高速鉄道や環境問題以上にクローズアップされているのがAIである。
「鉄道運行事業者は輸送力の拡大、信頼性の向上、コストの削減、利便性の向上という4つの大きな課題に直面している。その答えは単に線路を増やし、コンクリートや鋼鉄を増やすことではない。答えはデジタルの世界にある。それがAIである」。 シーメンスの鉄道部門、シーメンスモビリティのミヒャエル・ペーターCEOが報道向け説明会で説明した。
「AI活用の基礎がある」
2018年のイノトランスでペーターCEOは「デジタル化こそが鍵だ」と話し、2022年には、「業界として1つのことを見落としている。それは私たちが生み出すデータであり、それを体系的に活用することだ」と述べた。
その翌年、シーメンスはマイクロソフトと共同開発した製造業向けAI「インダストリアル・コパイロット」を発表し、現在は世界各国で展開している。「私たちが4年前に説いていたことこそが、AIを活用するための基礎であったことがおわかりいただけると思う」。

