ペーターCEOによれば、車両やインフラの予防保全だけでなく、信号システムの安全性向上、エネルギー消費の最適化、乗車効率を高める最適な運行ダイヤの作成などにもAIが活用でき、さらに車両、インフラ、運行システムなどのAIどうしが互いに会話を始め、その情報を利用して全体的により優れたコンセプトを設計できるようになったという。
鉄道AIの覇者になるのは?
こうしたAIの恩恵を受けられるのは、十分なデジタル投資を行える資金力がある鉄道事業者に限られるだろうが、普及が進み導入コストが下がれば、資金力の乏しい鉄道事業者にも手が届くようになる可能性がある。
日立もAIソリューション「HMAX(エイチマックス)」を前回のイノトランスで発表し、世界の鉄道業界に展開している。日立とシーメンス、どちらが鉄道AIの覇者になるか。両者の発表や展示を通じてその趨勢を占うのも今回のイノトランスの大きな見どころの1つといえるだろう。

