自分の持つ常識からあまりにもかけ離れているため一瞬驚くが、その後、よく考えてみると「なるほど」と納得する。こんな感覚を「センス・オブ・ワンダー」と呼ぶ。出来の良いSF作品を通じて得られることが多い感覚だという。ヴェリンクは、まさにセンス・オブ・ワンダーという表現がぴったりな車両なのである。
まずその外観。大胆な円形の先頭形状が目を引く。映画『2001年宇宙の旅』に出てくるスペースポッドを思わせる、未来的なデザインである。横から見るとチューブを斜めに切り取ったようにも見える。
CRRC担当者は自信たっぷり
もっとも、この車両の真価はデザイン以外の部分にある。CRRCの担当者は「デジタル化、グリーン・低炭素、究極の乗車体験といった次世代技術を備えている」と胸を張る。この車両は世界3大デザイン賞の1つ「iFデザイン賞」を受賞した。「誰がデザインしたのか」と担当者に尋ねたところ、「自社の開発チームだ」と自信たっぷりな答えが返ってきた。

