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千葉の記録的豪雨はなぜ起きたのか…猛暑日は100年で2.9日増加、豪雨は1.5倍 気象学者が示す"平均気温1℃上昇"の重み

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災害中継をする気象予報士のイメージ
温暖化が進むと、猛暑日や豪雨の頻度がさらに上がると考えられています(写真:metamorworks/PIXTA)
  • 渡部 雅浩 東京大学大気海洋研究所気候システム研究系教授
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実際、日本の観測でも、猛暑日は長期的に増えています。次の図は、都市化の影響が比較的小さいと見られる全国13地点について、日最高気温35℃以上の猛暑日の年間日数を示したものです。

1910〜2025年で見ると、猛暑日は100年あたり2.9日の割合で増加しています。最近の夏の暑さは、単なる印象ではなく、長期の観測にも表れているのです。

図:猛暑日の年間日数の経年変化 ※棒グラフは各年の年間日数、折れ線は5年移動平均値、直線は長期変化傾向を示す(出典:気象庁「大雨や猛暑日など(極端現象)のこれまでの変化」を元に作成)

もちろん、この図だけで、ある年の猛暑の原因をすべて説明できるわけではありません。年ごとの暑さには自然変動も重なります。

ここで見ているのは、個々の年の原因ではなく、長い期間で見たときに、極端な高温が起こりやすい方向へ変化しているかどうかです。なお、ある年の猛暑や豪雨について「温暖化の影響がどの程度あったのか」を調べる研究も進んでいます。

猛暑日はさらに増えると予想

そして将来、猛暑日はさらに増えると予測されています。

文部科学省と気象庁が作成・公表している『日本の気候変動2025』では、21世紀末の日本では20世紀末と比べて、猛暑日の年間日数は「2℃上昇シナリオ」で全国平均2.9日、「4℃上昇シナリオ」で17.5日増加すると見積もられています。

熱帯夜も、2℃上昇シナリオで8.2日、4℃上昇シナリオで38日増えるとされています。観測で見えている極端な高温の増加は、この先の温暖化によってさらに強まる可能性があるのです。

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