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ライフ #「人事の裏側、明かします」人事担当マル秘ノート

「社食で食い逃げ」「出張費で推し活」「経費で愛人と海外同棲」…会社を私物化する社員の呆れた実態と痛い代償

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不正を問いただされ頭を抱える部下 *写真はイメージです(写真:maroke / PIXTA)

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組織をより良くするための“黒子”として暗躍している、企業の人事担当にフォーカスする連載『「人事の裏側、明かします」人事担当マル秘ノート』。現役の人事部長である筆者が実体験をもとに、知られざる苦労や人間模様をお伝えしています。
連載14回目は、会社の経費や制度を自分のために悪用する「会社を私物化する社員」の呆れた実態と、彼らを待ち受ける末路についてお届けします。

会社の文房具やオフィスのトイレットペーパーを無断でこっそり持ち帰る。いわゆる「備品の持ち帰り」は、昔からよく聞く会社の私物化の典型例だ。

これは業務上横領罪、あるいは窃盗罪になり得るのだが、長年人事としてさまざまな社員を見ていると、このような小悪党が可愛く思えるほど、会社の経費や制度を堂々と私物化しようとするモンスター社員に遭遇する。

彼らに共通しているのは、「これくらい会社は許してくれるだろう」「自分は会社に貢献しているのだから、少しくらい得をしてもいいだろう」という、妙な特権意識と会社への甘えである。今回は、人事が実際に直面した「会社私物化」の実例を紹介したい。

海外駐在員からの引っ越し要求の裏に愛人の影

まずは、私が実際に経験した、海外駐在員による大胆な制度悪用未遂のケースだ。

あるとき、タイ支社に単身赴任している男性社員(45歳)から、東京本社に勤務する私のもとへ、こんな相談が舞い込んだ。

「日本からペットの猫を呼び寄せたいので、ペット可の広い部屋に引っ越せないでしょうか」

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