iPhone 17 Proは25年9月に17万9800円で発売され、26年7月の円安対応で19万4800円に上がり、18 Proは21万9800円。1年で4万円、22%の上昇である。併売のiPhone 17(256GB)は12万9800円で発売され、7月に14万2800円、そして今回15万9800円。こちらは1年で3万円、23%の上昇になる。
アメリカの12%と開きが大きいのは、7月分の円安調整に加え、今回の価格が1ドル166〜168円程度の換算(税抜価格をアメリカ価格で割った筆者の計算)で置かれているからだ。7月の改定は157〜160円換算だった。メモリと円安、別々の理由の値上げが、半年のあいだに二段重なってしまっているのだ。
たとえばDuoはアメリカにおいて1999ドルだが、サムスンが7月に出したGalaxy Z Fold 8の1899ドルに100ドルを足しただけの水準だ。しかし円換算にするとおよそ10万円の価格差となる。日本でDuoについて「高すぎる」という反応が出るのは致し方ないところだろう。
秋に出なかったiPhone 18
この秋の発表は、iPhone 18 ProとPro Max、iPhone Duo、Apple Watch Series 12とUltra 4、AirPods 5の6シリーズだった。標準モデルのiPhone 18、iPhone Air 2の発表はなく、春発売が定番のiPhone 18eももちろんない。
「iPhone 18 Pro、Pro Max、Duoを加えたことで、ラインナップは非常に豊富になった。iPhone 17、17e、Airは最新の技術を搭載しており、市場に残り、ユーザーは喜んで購入している。我々のフォーカスは2つある。ユーザーに選択肢を与えること。そして、出す前にきちんと準備ができて完成したものしか出さないことだ」
こうアップルは話したが、標準モデルの次期版については語られなかった。もっとも、メモリ危機が深刻化する以前から、標準モデルが27年春の発売になることは既定路線として噂されていた。
背景にはProモデルの性能・機能面での先鋭化があり、部品調達や生産のピークも分散する狙いがあると考えられる。秋はProと折りたたみ、それ以外は春という二分割が恒久化する可能性は高い。
秋の店頭に並ぶiPhoneのうち、新製品は最廉価の18 Proでも21万9800円で、それ以外の選択肢はすべて100ドル値上げされた継続販売モデルである。
15年以上続いた「秋に主要モデル一斉発売」が終わると何が起きるか。


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