アメリカの値段は1999ドルで、税別だとはいえ2000ドルを切る価格設定となっている。原稿執筆時点の為替レートで考えると30万4000円。日本の価格設定がかなり割高に感じられる。これは、少し前の円安が極限に達している時に価格設定されているからで、ここ2週間ほどの円高を考えに入れて計算すると日本の価格設定があまりにも高いように思える。この点に関しては、円高傾向が本当に続くのであれば次回の価格変更の時に多少の値下げが行われるかもしれない。だが、それはだいぶ先の話だろう。
そもそも、iPhone Duoは大量に売れるのか?
そもそも、アップルはiPhone Duoが売れると思っているのだろうか? 多くの人が40万円近いスマホを買うと考えているのだろうか?
答えは『No』だろう。
発売されてしばらく経つと、ショップの販売データから「iPhone Duo販売不振」「販売された台数は○○台」というニュースが出るかもしれないが、アップルはこの製品の売上台数に社運をかけているわけではない。
売上の中心は、iPhone 18 Proシリーズ、iPhone 17などのコンベンショナルな形態のスマートフォンだ。
市場調査会社Counterpoint Researchによると、iPhone 17世代向けディスプレイパネルの出荷構成では、Proが28%、Pro Maxが38%を占め、Airは7%にとどまったとのこと。ちなみに、調査会社IDCによると、2025年のiPhone世界出荷台数は約2億4700万台となっている。
参考までに、世界市場でアップルと同規模の市場を持つSamsungの販売台数に占める折りたたみスマホの比率は約4%とロイターが報じている。
Samsungの出荷台数は2億3000~2億4000万台程度と言われているので、Galaxy Fold/Flipの出荷台数は約700万~900万台ということになる。
一方、調査会社CanalysはSamsungの800ドル超級のスマホにおいては折りたたみスマホが16%を占めるとも言っており、Samsungより高価格帯製品の多いアップル(明確に800ドル以下なのはeだけ)の場合、4%より多くの割合の人が折りたたみスマホ、つまりiPhone Duoを買うという推測も成り立つ。
いずれにしても、多くの人は従来の無印iPhoneやiPhone 18 Proを買う。上記のデータから推測すると84~96%の人が『普通の形のiPhoneを買う』というわけで、電車に乗っている人たちが手にしているiPhoneは変わらないと思っていいだろう。
それを踏まえてか、iPhone 18 Proは外形を変えず着実なアップデートを施している。コンサバ層を受け止めるためだ。ちなみに、多くのiPhoneケースは17 Pro、18 Proで共通して使える。


※ログイン後、コメント入力が可能です。