「原油先物価格(1バレル=)100ドル」「金利上昇」「AI・半導体株の調整」。市場は今「3つの不安」に揺れている。
「AI・半導体株の調整」は1つの「区切り」、弱気になる必要はない
このうち「AI・半導体株」については、前回の本欄で「AI・半導体相場は今後も続く」としたが、代表的な指標であるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は、反発の兆しを見せていたにもかかわらず、先週の10日に前日比317ポイント安の1万1614.06ポイントまで下落。6月22日の最高値1万4634.72ポイントに対して-20.6%となり、相場の見方としては弱気相場突入と言われる-20%ラインを再び切ってしまった。
しかし、もともとAIは新たな産業革命と言われるほど、人間社会に深くかかわって来ている大きな問題で、市場では「期待人気の相場」が終わっても、これからが本格的な人間との「関わり合い相場」が始まると認識されている。そんな中での-20%割れは、待っていた「区切り」にすぎない。実際、翌11日は反発して-19.2%まで戻り、早くも弱気相場を脱出している。
日本市場においても、その10日の日経平均株価の「プラス寄与度1位」がアドバンテストだった一方、「マイナス寄与度1位」も東京エレクトロンとなって、新しい相場が始まる見事な「端境期現象」となっている。
さて、今のマーケットが最も注目しているのは、やはり「100ドル原油」の行方だ。11月3日のアメリカの中間選挙を前に、何らかの形でイラン戦争を終わらせるだろうと思われていたドナルド・トランプ大統領は、戦争終了時期を選挙後に伸ばした。


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