インテリアは水平基調のインパネや、メーターとセンターの2つをつなげた横長のディスプレイなど、他の日産車との共通性を感じるし、こちらもシルバーパーツの使用を抑えていて、色味を抑えたダークな色調のコーディネートはモダンかつクールだ。
独立したメーターパネル、センターコンソールからつながるディスプレイが特徴のアルヴェルとは明らかに違う造形。新しさはこちらが確実に上だし、開放感でも上回る。ドライバーのアイポイントが先代より76mmアップしたことも、その印象に輪をかけている。
四角いボタンを横に並べたドライブセレクターもまた、「リーフ」や「キックス」にも採用されている、日産お馴染みの方式。これについては賛否両論だが、D(ドライブ)には小さな出っ張り、R(リバース)には大きな出っ張りがあるので、筆者はすぐにブラインドタッチができた。
シートはインパネやドアトリムに合わせて、背もたれの上半分を別色としている。試乗したパープル系の「紫檀」は日産らしいコーディネートだし、妖艶な雰囲気があって、ライバルには求めても得られない世界観だった。
2列目は、背もたれが上下別々に角度を変えられるデュアルリクライニングに、オットマンもついている。ただし、アームレストは格納式。固定のがっしりしたアームレストを持つアルヴェルのほうが豪華だと感じる人は多いだろう。
でもその分、3列目へのアクセスは楽だ。広さは身長170cmの筆者にとっては十分で、後ろに行くにつれ床が高くなるシアターレイアウトなので見晴らしも確保されている。
1.5リッターでも余裕の走りの第3世代e-POWER
新型エルグランドはキックスに続いて、発電専用として開発されたエンジン、モーターやインバーターなどの走行用機器を一体化した「5in1パッケージ」などからなる、第3世代「e-POWER」を搭載している。
エンジンは1.5リッター直列3気筒ターボと、ボディサイズからすると心許なく思えるが、前後のモーターの最大トルクを合計すると525Nmに達する。2430kgというヘビー級の車体を、上り坂でも余裕で加速させてくれた。


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