不登校支援の現場を知る関東にある公立中学校のスクールソーシャルワーカー(SSW)は、「学校には足が向かなくても、塾やフリースクールになら通える子も多い。まずは家の外に居場所があること、そのうえで将来に向けた学習支援も受けられる場があるというのは保護者にとっても大きな救いになる」と明かす。
学校の「下位互換」ではなく、子どもと親の救いに
すべての子が学校だけで育つ必要はない。明光フリースクールの小幡氏は「学校の下位互換ではなく、むしろ学校よりも良い学びを提供したい」と語る。学習指導要領に縛られない民間のフリースクールは、子どもの興味や特性に合わせた柔軟な学びを提供できる点に価値がある。
「中学入学後、腹痛や偏食、同級生との関係、学習負荷の高さなどから不登校になりました。学校の別室教室はただ『勉強だけの場所』という雰囲気で子どもには合わず、自治体の相談窓口は連絡待ちが続き、教育支援センターにつながるまでも何週間もかかりました。祖父母から『蹴飛ばしてでも行かせろ』と言われる日もあり、精神的に限界でした」
そう当時を振り返るのは、中2男子の母親だ。転機となったのは明光フリースクールとの出会いだったという。チラシを見て体験に行くと、スタッフとゲームを楽しむ姿があった。「ここなら」と通い始めて1年。男子生徒は一人でバスに乗り、苦手な買い物にも出かけられるようになった。


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