文部科学省は16年の教育機会確保法成立などを経て、現在は一定の要件を満たせばフリースクール等への通学を学校長の判断で「出席扱い」にできる制度を整えており、同社では学校との交渉についてサポートを行うこともあるという。
なぜ、不登校の子どもたちにICT教材なのか。松本氏は強みの1つとして、学年に縛られず勉強が進められる「無学年制」を挙げた。「興味がある領域から自由に学びを広げられることが、子どもの自己肯定感の向上につながる。スタッフは学習指導の負荷が軽減され、子どもに寄り添う時間により多くのリソースを使えるようになる」と説明する。
明光義塾の教室を活用したフリースクールも誕生
個別指導の明光義塾を展開する明光ネットワークジャパンも25年、明光義塾の教室を活用した「明光フリースクール」を立ち上げた。統括するのは教育ベンチャーを手掛けてきた小幡和輝氏だ。
小幡氏は18年にサービスを開始したオンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」の代表を務め、2000人以上の不登校の子どもを支援してきたが、オンラインの限界も感じていた。「誰かと一緒に笑ったり、何かに没頭したりする体験の場も必要だと考えていた」。
その小幡氏に「一緒にフリースクールを」と声を掛けたのが、全国47都道府県に約1700の教室を持つ明光グループだった。「明光義塾の教室を活用することで、どんな地域の子どももフリースクールという学校以外の居場所を届けられる」。小幡氏は事業を譲渡し、明光フリースクールやクラスジャパンを運営する明光みらいの代表に就任した。


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