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イラン戦争の真の狙いは「石油の確保」ではない、世界的な脱ドル化と膨大な財政赤字で崩壊に向かうアメリカの覇権

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アメリカ国内でイラン攻撃直後、急騰したガソリンを給油する運転手(写真:2026 Bloomberg Finance LP)
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これが崩壊するなど、誰もありえないだろうと考えてきたことは確かだ。しかし、今この体制が崩れつつある。すでにNATOにおけるEUとアメリカとの関係はギクシャクしていて、それはカナダという兄妹国との関係においても危機を迎えている。ユニラテラルという単独覇権主義は、これらの諸国が支え合って機能していたのだが、今やその支持を失った本当の単独主義に陥っているといえる。

エネルギー戦争と新大陸主義

すでにこの傾向は、1990年を前後して起きたソ連・東欧諸国で社会主義政権が崩壊したころから始まっていたといえる。アメリカを中心とする民主主義の勝利という神話は、ことの本質をつかみそこねている。

東西冷戦は民主主義か共産主義かという議論ではなく、先行する西欧諸国(日本も含む)と勃興する後進諸国との対立の新しい局面であったからだ。

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