相手の緊急依頼に振り回されていると、本来の仕事は進まず、成長にもつながりません。しかし、自分で優先順位を考えられるようになると、本当に力を注ぐべき仕事に時間を使えるようになります。その積み重ねが、大きな仕事を最後までやり切る力となり、より大きな仕事や役割を任されるようになるのです。
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確認作業はあくまで「途中工程」にすぎない
上司から「ちょっと状況を確認してきてほしい」と頼まれたとき、あなたはすぐに応えてはいませんか。関係者に話を聞き、必要な情報を集め、「確認したところ、〇〇でした」と報告する。特に単発の依頼はスピード重視。与えられた仕事を素早く確実に仕上げることが、仕事の基本だと考えている方も多いでしょう。
ところが、報告を終えた途端、「この結果から何が分かる?」「次はどう進めるべき?」と追加の質問を次々と受けるときがあります。
答えられないと、「では、これも確認して」「次はこれを調べて」と、新たな指示が次々と増えていく。依頼された仕事はきちんと終わらせているはずなのに、なぜか仕事が終わった気がしない。期待に応えているはずなのに、どこか物足りなさが残る。そんな気持ちになったことがあるなら、あなたは隠れミス(無自覚に期待を外してしまうミス)が見え始めている証拠です。
実は、相手のゴールは状況を確認することではありません。その先にある「原因の特定」や「解決策の検討」を進めることです。確認を依頼したのは、その判断に必要な材料を集めるため。つまり、確認作業はあくまで途中工程にすぎないのです。
一方で、依頼を受けた側は「状況を確認すること」自体をゴールだと捉えがちです。そのため、確認結果を報告した時点で仕事が終わったと考えてしまうのです。
このようなギャップが生まれるのは、「頼まれた作業」と「相手が達成したい目的」を切り離して考えてしまっているからです。たとえば、売上が落ちている理由を調べるために、「最近の売上状況を確認してほしい」と依頼されたとします。そのとき、「売上は前年比で10%減少していました」と報告するだけでは、その後の議論は進みません。


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