有料会員登録
キャリア・教育

上司からの「これ、急ぎでお願い」をソツなくこなして満足している人が、なぜか意外と出世できない残酷なカラクリ

9分で読める
気づいたら「急ぎの雑務を安心して任せられる人」になっていませんか?(写真:Ushico/PIXTA)
  • 江村 出 EY ストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社アソシエートパートナー
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

どの商品が落ちているのか、顧客や地域に特定の偏りはあるのか。このように、次に原因分析を行うと分かっていれば、最初から確認しておくべき情報も変わってくるはずです。「確認した結果をもとに、相手は次に何を決めたいのか」まで考えることができれば、原因の仮説や次の打ち手まで添えて伝えられるようになり、相手から追加の指示を受けることなく、次の判断へ進めるようになるのです。

仕事を「点」で終わらせず、その先まで考えよう

①「なぜ頼まれたのか」を考える

『あなたの仕事は、ひそかに「減点」されている 成果を出す人が実はやっている「無自覚なミスをなくす」技術』(日本実業出版社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

仕事を頼まれたら、「相手は何を判断したいのだろう」「次に何を決めようとしているのだろう」といった、依頼の目的を考えてみましょう。

「何をやるのか」だけでなく、「なぜそれを頼まれたのか」が分かれば、集める情報も、確認する範囲も、報告の内容も変わってきます。まずは、依頼の目的を考える習慣をつけましょう。

②この仕事の次に「何が起きるか」を考える

依頼の目的が見えたら、次は「この仕事の後に、どのような作業が続くのか」を考えてみましょう。仕事は単発で終わるものではないからです。

自分が作った成果物は、次の工程へ渡されるバトンです。そのバトンを受け取る人が、迷わず動ける状態になっているかを意識してみましょう。「この情報は誰が何に使うのか」を考えるだけで、整理の仕方は大きく変わってくるはずです。

③「聞かれそうなこと」を先に考える

目的と次の工程まで見えたら、最後は相手から聞かれそうなことを先回りして考えてみましょう。「この後どうする?」「影響は?」「他の選択肢は?」といった質問を、報告の前に1度自分へ投げかけてみるのです。

その問いに答えられるように情報を整理し、「原因は○○です」「対応案は△△です」と、一歩先まで添えて伝えましょう。すると、相手は追加の質問を重ねる必要がなくなり、その場で次の判断へ進めるようになります。

頼まれた仕事を正確にこなすことは、信頼を得るための土台です。しかし、本当に評価されるのは、一歩先まで考えて動ける人です。依頼内容だけを見るのではなく、その目的や次に起きることまで考える。その積み重ねが、「仕事をただ終わらせる人」と「仕事を前へ進める人」の差を生み出すのです。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数