彼が抱く「個性的」「若々しい」というホンダのイメージは、個人的な感覚なのか、それとも同セグメント共通の認識なのだろうか。
40代男性において、直近でホンダ車とトヨタ車を購入した人が持つ、メーカーイメージを比較してみよう。すると対照的なブランドパーソナリティが浮かび上がった。
トヨタ購入者が「信頼感のある(43%)」「安定感がある(41%)」といった安心・安泰の価値を評価しているのに対し、ホンダ購入者は「センスのよさ(38%)」や「技術力(38%)」に加え、「個性的(26%)」「遊び心のある(20%)」「若々しい(12%)」といった項目でトヨタを上回った。なお、トヨタの「個性的な」は6%、「若々しい」は2%である。
このデータは、ホンダが単なる移動手段を超えて、「自分のこだわりや個性を表現し、いつまでも若々しくありたい」と考える40代男性の価値観に合致していることを示している。
愛犬との旅行やドラマ鑑賞など、自身の「好き」に素直で上質な暮らしを送る彼にとって、無難でマジョリティな選択(トヨタ)よりも、個性や遊び心を感じさせるホンダこそが、自身の価値観にフィットするブランドとして映っているようだ。
「楽しさ」と「実用性」の両立
次に、彼の「クルマに対する考え方」を定量的に掘り下げてみたい。
「40代・既婚・子どもなし男性」のクルマに対する意識を、ホンダ選好層(最も好きなメーカー=ホンダ)とそれ以外の層で比較すると、ホンダ選好層ならではの意識構造が見えてくる。
ホンダ選好層は、「クルマは自分にとって趣味のひとつである(72%)」という強い愛好家としてのマインドを持つ一方で、「あくまでも移動手段・道具としてクルマを選ぶ(56%)」の実用性重視の傾向も他メーカー選好層(50%)より高い。さらに、「1台のクルマを長く大切に乗り続けたい(84%)」の意識も非常に高くなっている。



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