続いては、痛みを伴わない尿の色やにおい、量などの異常について見ていきます。
一般的に、健康な人の尿の色は淡い黄色をしています。また一般の大人の尿の量は、平均1000mLと言われています。
汗をたくさんかいたあとなどには一時的に尿量は減り、色は濃くなります。反対に、水分を多く摂れば尿量は増え、色は薄くなります。食べものによって色が変わることもあります(にんじんやカボチャをたくさん食べると色が濃くなる、ほうれん草などのアクの強い食べものをたくさん食べると白くにごる、など)。
ですので、一時的な変化だけで判断するのではなく、「以前と比べてどうか」「それが何度か(あるいは長く)続いているか」を見ることが大切です。
汗をかいていないなど、心当たりがないのに尿が極端に少ない場合は、腎だけでなく、水のめぐりがうまくいっていない可能性を考えます。先に挙げた水滞・水毒の状態です。むくみを伴う、体が重いなどの変化を伴うことが多いです。
なお、ここまで紹介した内容は、あくまで漢方に基づいた尿の変化と腎の関係を示したものです。尿トラブルには前立腺肥大、過活動膀胱、尿路感染症など、さまざまな病気が隠れている場合もありますので、気になる場合は、早めにかかりつけ医、あるいは泌尿器科で相談していただけたらと思います。
トイレが気になる人の水分摂取法
また、頻尿や夜間頻尿が気になると、「トイレに行かないように、水を控えよう」と考える方がいますが、これは注意が必要です。
確かに、水分を摂りすぎれば尿量が増えて頻尿につながりますが、極端に水分を控えれば脱水を招きます。大切なのは、必要な水分量はきちんと確保すること。夜間頻尿が気になる方は、夕方から就寝前に一度に大量の水分を摂らないようにしましょう。カフェインやアルコールも控えたほうがいいでしょう。


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