■残尿感がある
排尿したばかりなのに、「まだ残っている感じがする」「すっきりしない」という状態です。腎が弱ると膀胱の働きをうまくコントロールできなくなるため、排尿後もすっきりしない感覚につながるのです。
また尿を溜めておく力が落ちると水分代謝が滞るため、漢方でいう水滞(すいたい)・水毒(すいどく)という状態になります。これは残尿感だけでなく、むくみも引き起こします。
■トイレが近くなった(頻尿)
一般的に、1日の平均の排尿回数はおよそ5~7回といわれています。
「以前よりトイレが近くなった」「それほど水分を摂っていないのに、頻繁に尿意を感じる」という変化を感じる人もいるでしょう。腎の尿を溜めておく力が弱くなると、少しの尿でも尿意を感じてトイレに行きたくなったり、トイレを我慢しにくくなったりします。
特に頻尿に伴って、冷えや腰・膝のだるさ、疲れやすさなどがある場合は、頻尿を悪化させる可能性があるので要注意です。
尿漏れ・排尿時の痛み
■尿が漏れる
くしゃみや咳、笑ったとき、重い物を持ったときなどに尿が漏れる。あるいは、トイレまで我慢できずに漏れてしまう。これらはまさに腎の「尿が出ないように閉じておく力」、すなわち固摂の働きの低下を示しています。特に尿漏れは頻尿とセットで起こりやすいようです。
■排尿時に痛みがある
排尿時に「しみる」「焼けるように痛い」といった症状がある場合、漢方では、単純な腎の働きが弱った状態(腎虚:じんきょ)だけではなく、膀胱に余分な熱と水分が溜まった湿熱(しつねつ)という状態に陥っていると考えます。膀胱にこもった余分な熱が尿の通り道を刺激するため、こうした症状が起こりやすいのです。
排尿時の痛みに加えて、尿の色が濃い、にごっている、においが強い(ツンとしたにおいがする)、尿が近いといった症状を伴うこともあります。


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