第96回アカデミー賞で7部門を受賞した映画『オッペンハイマー』のクリストファー・ノーラン監督が、西洋文化の礎と称されるホメロスの英雄叙事詩を壮大なスケールで映画化した最新作『オデュッセイア』がいよいよ日本で公開される。
今年7月、ひと足先に公開されたアメリカでは公開直後から批評家・観客からの絶賛の声が相次ぎ、9月7日時点での世界興収は16億ドルを突破。早くも世界歴代興収14位にランクインし、さらなる上位をうかがうなど、異例のメガヒットを記録している。
もともと日本国内では9月11日からの全国公開が予定されているが、それに先駆けて9月4日からは全国62館のIMAXシアター限定での先行上映がスタート。グランドシネマサンシャイン池袋をはじめとする都内の主要劇場では満席に達する劇場が続出し、9月4~6日の興収は1億1561万8060円、動員数は5万818人を記録。同じくIMAXシアターで同規模の先行上映が行われた『Michael/マイケル』の3日間の数字を上回る出足となった。
ユニバーサル映画とともに本作を配給するビターズ・エンドの担当者も「本作のIMAX先行を待ちかねた5万人を超えるファンの方々が、悪天候が予想された週末にもかかわらず、詰めかけていただきました。劇場によっては、早くもパンフレットなどの物販が完売するほどでした」とその反響の大きさを語っている。
「カメラ」に焦点を当てたグッズが話題
近年の洋画作品においては、名前だけで集客できるスター、映画監督は少なくなったと言われているが、そんな中でクリストファー・ノーランは数少ない例外だといえる。
『ダークナイト』三部作をはじめ、『インセプション』『インターステラー』『TENET テネット』、そしてアカデミー賞を受賞した前作『オッペンハイマー』に至るまで、ノーランは常に、作家性とエンターテインメント性を両立させた映像作家として注目を集めてきた。その信頼のうえで「ノーランの新作は、できる限り映画館の極上の環境で体験すべき」という共通認識が観客の間に定着していることは間違いない。
そして映画本編の完成度と並び、劇場で大きな話題をさらっているのが限定グッズだ。先行上映初日となる4日早朝には、グッズを求めて、TOHOシネマズ新宿や日比谷などの劇場前に長蛇の列が形成されたが、彼らのお目当ては、限定版ポップコーンボックスとなる「The Prime Collection IMAX(R)フィルムカメラ・ポップコーンボックス」だった。


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