ゴールラインに到着した瞬間、アプリの「一時停止」を押した。記録は11分20秒、と表示されていたように見えたが、息を整えた後に改めて確認すると、タイムが12分3秒に変化していた。疲労困憊で見間違えたのかと思ったが、この数字は後日、11分53秒に変化しており、もう訳がわからない⋯⋯。
気を取り直して、2日後に再チャレンジ。タイムは間違いなく10分59秒。時速にすると14.20キロだ。ゴールした瞬間に地面に倒れ込み、コンクリで軽く手を切ってしまったが、そんなことはどうでもよくなるほど嬉しいタイム。肩で息をしながら改めて確認すると、なんでやねん、タイムが11分7秒に変化しているじゃないか。絶句しながら原因を追究した結果、前述した通り、タイムの記録に誤差が生じることが判明した。
なおタイムは手動で修正できるが、分単位でしか変更できず、秒の記録は自動入力でしか残せないようだ。私が機械音痴なだけ、操作方法や確認方法を勘違いしている可能性もあるが、ここは同製品の弱点だと感じている。
無料版と有料版の違いは「AIモード」
有料版の「AI」は優秀で面白い存在だ。これまでに蓄積されたデータ(運動や睡眠など)だけでなく、AIとの会話内容(雑談)を記録に残してくれる点がスゴイ。例えば私がAIに「今日は懸垂が連続15回できた」「コーヒーを22時に飲んだ」といった雑談をすると、その会話内容を基にアドバイスしてくれる。そしてその記録(記憶)は消えずに引き継がれる。
私たちが検索などで利用するグーグルのAIモードが“万人に当てはまる一般情報”を教えてくれるのに対して、同アプリのAIは“自分専用のスペシャル講師”といったイメージだ。データが溜まれば溜まるほど、AIが自分のことをより深く理解してくれる。


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