ある企業からの魅力的なオファー
私は数年前、ある企業から、非常に高い報酬でコンサルタント職に就かないかと誘われた。
その際、2時間近い通勤時間がかかる毎日の出社を求められたが、それは避けたかった。当時子どもたちはまだ幼く、一緒に過ごす時間を大切にしたかったからだ。
私は週に2日、場合により3日の出社なら可能だろうと話した。
条件をすり合わせる方法はたくさんあるように思えたし、双方とも独創的なアイデアもいくつか出した。だがどれも合意には至らず、結局双方ともあきらめることになった。
のちに、その企業は、私に提示したよりずっと融通のきく条件で、別の人物を雇ったことを知った。それはその人の経験値を考慮してのことだったかもしれないし、そうすることが企業の利益にかなうことだったからかもしれない。
だが実は、企業側の基本的な要求を私が誤って理解していたことが判明した。企業が求めていたのは、重要度の高いすべての行事への出席であり、それは必ずしも毎日ではなかったのだ。
会社と私との間ではその点が明確にされず、双方の利益にかなうかたちで決着をつけられなかった。



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