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交渉が苦手という人に伝えたい! 相手を非難するばかりで失敗から学べない交渉者になる前に知っておきたいこと

7分で読める
悩むビジネスパーソンの男性
交渉の失敗にこだわりすぎると、成長できなくなる(写真:Peopleimages/PIXTA)

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ハーバード・ロースクールに設立された、紛争解決や交渉術に関する権威ある研究機関であるハーバード・ネゴシエーション・プロジェクト。
そのシニアフェローを務め、さまさまな組織へのコンサルティングも行うジョシュア・N・ワイス博士が、失敗した交渉から学ぶプロセスを体系化してまとめたユニークな書籍『失敗に学ぶ交渉術』の日本語版が刊行された。
ワイス博士はなぜこの本を書くにいたったのか。博士自身の交渉の失敗談を抜粋・編集してお届けする。

ある企業からの魅力的なオファー

『失敗に学ぶ交渉術: 折れない心を養い 最高の準備ができる』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

私は数年前、ある企業から、非常に高い報酬でコンサルタント職に就かないかと誘われた。

その際、2時間近い通勤時間がかかる毎日の出社を求められたが、それは避けたかった。当時子どもたちはまだ幼く、一緒に過ごす時間を大切にしたかったからだ。

私は週に2日、場合により3日の出社なら可能だろうと話した。

条件をすり合わせる方法はたくさんあるように思えたし、双方とも独創的なアイデアもいくつか出した。だがどれも合意には至らず、結局双方ともあきらめることになった。

のちに、その企業は、私に提示したよりずっと融通のきく条件で、別の人物を雇ったことを知った。それはその人の経験値を考慮してのことだったかもしれないし、そうすることが企業の利益にかなうことだったからかもしれない。

だが実は、企業側の基本的な要求を私が誤って理解していたことが判明した。企業が求めていたのは、重要度の高いすべての行事への出席であり、それは必ずしも毎日ではなかったのだ。

会社と私との間ではその点が明確にされず、双方の利益にかなうかたちで決着をつけられなかった。

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