香港ならではのこの強みに、独自の調達力といった企業努力が合わさって実現している手頃さ。
だからこそ「この値段で本物の日本の寿司が食べられる」という割安感を生み出し、コスパに厳しい香港人の心をつかんでいると感じる。
普段は財布の紐が固い筆者も、スシローでは「これも12ドルなら……、まあいっか!」と紐がゆるみっぱなしに。
食べ終わった皿は勢いよく積み上がり、気づけばテーブルの上には高いタワーがそびえ立っていた。もともと大食いな我が家だが、初めてのスシローにはりきっていつも以上の本気を出してしまったことに気づく。
イギリス文化が生んだ「寿司アフタヌーンティー」
香港スシローならではの独自戦略として見逃せないのが、「アフタヌーンティー」の存在だ。
平日午後2~5時限定で、寿司とうどんのセットが40香港ドル(約800円)という破格で提供されている。
なぜ回転寿司でアフタヌーンティーなのか。
かつてイギリス領だった香港には、午後に軽食をとる文化(ティータイム)が深く根付いている。
現地のレストランでは客足の落ち着く時間帯に特別メニューを出す店が多いが、スシローもそのローカルな習慣をうまく取り入れているのだ。


※ログイン後、コメント入力が可能です。