真っ先に試したのは、香港名物をアレンジした「炙りチャーシュージンジャー」だ。
筆者は普段から月2~3回通うほどチャーシューご飯が大好物だ。よく通っているのは、下町感と今っぽさが交わるエリア湾仔(ワンチャイ)の「竺扶大班燒味(CHUKFO TAIPAN RESTAURANT)」や「再興燒臘(ジョイヒン・シウラップ)飯店」などローカル感100%の名店だ。
チャーシュー、「花の恋」、ソフトシェルクラブを実食
愛してやまないチャーシューを、いざシャリに乗せて食べてみると……。
炙ったチャーシューにジンジャーソースを合わせた創作料理のようで意外と合う。しかし、個人的には「やっぱりチャーシューはスライスではなく、厚切りの塊を楽しみたい」と思ってしまった。
次は、香港の寿司店ではよく見かける「花の恋」。
1990年代に香港の寿司職人が考案したローカル発祥の寿司だ。大のサーモン好きが多い香港人の心をつかみ、パーティーやお祝いの席でも定番となっている。丸めたシャリをサーモンで包み、マヨネーズととびこを乗せた見た目も華やかなアイテムだ。
サーモンが何枚も重なってシャリを包み込んでおり、ほおばるとサーモンのとろけるような甘みが口いっぱいに広がり、見た目以上に満足感バツグンだ。思わず2つ目を注文してしまった。
次に試したのは「ソフトシェルクラブにぎり」。
シャリがかなり小さく見えるほどドーンと大きなカニが乗って迫力満点だ。香ばしく揚がったカリカリの食感がたまらない。
以前、香港人の友人がこれが大好物と言っていたときは、正直「寿司にソフトシェルクラブ?」と半信半疑だったが、一口食べてその理由がよくわかった。
日本の店舗ではお目にかかれない香港オリジナルのメニューたちは、新しい味への好奇心が強い香港人の心をしっかりとつかんでいる。


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