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「1万時間やれば一流になれる」は全てに言えなかった…仕事の技能を練習量で説明できるのは"1%未満"という《残酷な事実》

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5日で自分の才能が見つかる本 努力
「1万時間続ければ誰でも一流になれる」は、すべてのジャンルには当てはまらない(写真:mariakray / PIXTA)
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たとえば、誰かに「説明が分かりやすいね」と言われた経験。ある作業だけ、時間を忘れて没頭した経験。苦もなく改善案がスッと出てきた分野。

こうした「過去の小さなヒット」を起点に深く掘り下げるほうが、まったく未経験のジャンルに飛び込むよりも、自分の才能の形が見えてきます。

新しいことへの挑戦が悪いわけではありません。ただ、その挑戦を「まだ知らない自分との出会い」ではなく、「すでに持っている自分の素質を測るテスト」だと考えてみてください。そう位置づけると、あちこちさまよう回り道が減っていきます。

教育や職業の領域では、計画的練習の説明力が、それぞれ4%および1%未満まで下がります。ということは、努力の量だけを見ていても、成果の違いはほとんど予測できないということです。

残りは何で決まるのか。むしろ、もともとの知的能力や作業記憶の容量、そして始めた時期といった要因のほうが重要で、努力の量は、勝負を決める変数のひとつにすぎないということです。だからこそ、量を増やす前に、どこで努力するかを考える価値があるのです。

新しさそのものを目的にする。そんな習慣は、今日でいったん手放してみましょう。代わりに、この半年で時間を忘れた瞬間を3つ、紙に書き出してみてください。才能のヒントは、目新しい何かの中にあるのではありません。すでに手の中にある、違和感なく過ごせた時間の中に眠っているのです。

練習した分だけ差がつく分野を選んで、そこに1万時間を

マクナマラらの分析からは、もうひとつ役立つ気づきが得られます。ゲームと音楽について効果が出やすく(といっても、うまい・下手を分ける理由のうち練習で説明できるのは2割強。それでも他の領域よりはずっと大きい、という意味です)、教育と職業で効果が出にくくなる(うまい・下手を分ける理由のうち、少ない部分のみが練習の違いである)のはなぜでしょう。

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