ゲームなら100のうち26で、残りの74は、練習以外の何かで決まっている、という解釈をします。もっと単純化していうと、100人のプレイヤーがいたとき、うまい人とそうでない人がいる理由の約4分の1は、計画的練習にあった、ということです。
ゲームや音楽で2割前後と聞くと、思ったより小さいと感じるかもしれません。でも、これは「練習しても無駄」という話ではないのです。「練習以外の要素が7〜8割を占めている」という意味です。では、その残りの7〜8割は何なのでしょう。ものの考え方のクセ、始めた年齢や記憶を一時的に保つといった生まれつきの個人差です。
そこに、興味の方向、生まれ持った体、まわりの環境、教えてくれる人の質、そして運などが関わってきます。どれも、自分の意思だけでは動かしにくいものばかりです。
言いかえると、新しいジャンルにポンと飛び込んでも、その分野が自分の興味の向きや考え方のクセと合っていなければ、計画的練習でカバーできるのはせいぜい2割ほどということになります。ジャンルそのものと相性が悪ければ、努力がそのまま腕前に跳ね返ってくる度合いは小さくなるということです。
もちろん、練習しても伸びないという意味ではありません。練習は効きます。ただ、練習量の差だけでは説明しきれない部分が、想像よりずっと大きいということです。これが、マクナマラらの研究が語る現実です。
「手応え」は努力が報われやすいシグナル
ここから見えてくる進み方は、「とにかく新しいことを増やす」ではありません。「すでに少しでも手応えがあった分野に、じっくりとどまる」ことです。


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