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「プログラミング未経験のアイドルが、AIを使って自分でWebアプリや生配信を支えるシステムを作った」「その実績から、クラウドサービス『Cloudflare』のカンファレンスにも登壇した」。そんなニュースが飛び込んできた。
話題になっているのは、宮本佳林さん。2020年までハロー!プロジェクトのアイドルグループ「Juice=Juice」のメンバーとして活躍し、現在はソロアーティストとして活動中だ。そんな宮本さんの公式プロフィールの趣味欄には、「バイブコーディング(AIと自然言語で対話しながらコードを書く開発手法)」と明記されている。
彼女が開発したのは、自身の新曲『HANAKIN』にかけて作った性格診断サイト「休日生態系診断」。そしてリリースイベント会場でQRコードを読み込んでアンケートに答えると、その日だけ聴けるボイスメッセージが流れるシステム。さらには10時間の生配信に耐えられるシステムも構築した。
かつてプログラミングとは無縁だった彼女は、なぜAIと対話しながら自らプロダクトを作るに至ったのか。その背景には、アーティスト・宮本佳林自身による「音楽を届ける方法」の模索があった。
スタッフ任せにしない「曲を届ける動線設計」
従来、大手芸能プロダクションにおけるプロモーションは、専門部署や代理店が仕切ることが多い。テレビやラジオなどのマスメディアへの働きかけにおいては、絶大な効果がある。
しかし、SNS時代におけるプロモーションのあり方は大きく変化している。「バズ」の設計や、テレビ露出のタイミングに合わせた計画的な投稿には、トレンドとアカウントの分析が欠かせない。
「テレビやラジオでの露出も大切です。ただ今の時代、SNSのような身近な場所でその人を知り、音楽に触れて曲を好きになるケースが増えています。
ですが、プロダクション内でSNSを強化しようとしても、アーティスト一人ひとりに専属のPRチームをつけることは、とても難しいです。SNSプロモーションは、個人の特性に紐づいた密な運用をして初めて意味を持つので、一律の対応だと意味がないと思うんですよ。
そうなると最終的には『本人がどこまで頑張れるか』に委ねられます。つまり、アーティスト本人に裁量がある領域でもあります」(宮本さん、以下同)


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