中野:そうなんです!本当に大変で……!最近は数カ月先のスケジュールまで一瞬で埋まってしまうので、明確なルールを決めたんですよ。それは、社内の会議だからといって何でもかんでも僕の出席を求めるのはやめにしましょうということ。僕を招待していいのは、“未来の意思決定に関わるもの”だけというルールにしました。僕が時間を使うべきなのは、「これからどうするか」を決める場だけだからです。
テストステロン:社内の会議って、とりあえずでアサインされることが多いですよね。それは経営者だけでなく、リーダーや一般の社員の方もそうだと思います。でも、生産性が高い人って会議やミーティングにすべて顔を出す人じゃなくて、自分が出るべき場所をちゃんと選んでいる人ですよね。
中野:その通りです。もちろん、過去の数値報告や途中経過の共有も重要ですが、わざわざ会議でやる必要なんてない。そんなものはLINE一本、報告一通で済む話ですから。あと、最近ようやく覚えた新技があるんです。
「空白未来予想図」とは
テストステロン:新技ですか!
中野:はい。それは、あらかじめカレンダーに空白の枠を叩き込んでおくという手法です。例えば、BUDDICAの社長として思考を深める枠、採用面接の枠、会食の枠、家族との時間、そしてトレーニング。これらを予定が入る前に、先にブロックしてしまうんです。スケジュールの骨格を先に作り、そこに具体的な案件や依頼をパズルのようにはめていく。僕はこれを「空白未来予想図」と呼んでいます。
テストステロン:それ、めちゃくちゃ理にかなっていますね!「予定が空いているから」という理由で舞い込んできた依頼を片っ端から詰め込んでいくと、自分がいま本当にやるべきことや、やりたいことが永遠に後回しにされてしまう。人生の主導権を握るためには、まず自分の意志で時間を予約しておく。このブロック術は、多忙なビジネスパーソンにとって最強の防衛策になりますね。
中野:そうなんです。で、この枠組みを作った上で、週に2回くらいホワイトボード上に溜まっているオファーを書き出して、どれをスケジュールに入れ、どれをリスケするかを決めていくんです。その時は容赦なく優先順位をつけますね。
テストステロン:判断する時の基準ってあるんですか?
中野:あります。僕が見ているのは「その時一番大事なことは何か」「今しかできないことは何か」、この2つなんです。
テストステロン:とはいえ、中野さんの場合、急なアポや緊急事態が起きることもありますよね。
中野:その場合も優先順位を重視して、躊躇なくリスケします。この前もテレビ局のプロデューサーさんとの会食が急に入ったので、直前でしたけど元々の予定をリスケしました。
というのも、ある地上波テレビへの出演が決まりそうになっていたんです。その番組に僕が出演したら、BUDDICAの知名度はグンと上がる。広告効果で見たら数億円レベルの価値があるわけです。会食の日程は社内の予定で埋まっていましたが、優先順位が高かったのでリスケしました。


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