来客エリアには9つの路線カラー打ち合わせブースのほか、銀座線の主要駅名が付けられた会議室もある。担当者は「東京メトロらしさを発信し、お越しいただいた皆様に楽しんでもらえるようなエリアを目指した」と話す。
執務エリアにもさまざまな工夫が施されている。業務上関係の深い部署を同一フロアに近接配置したほか、部署ごとに利用エリアを選べるグループアドレスと、業務内容に応じて働く場所を自由に選べるABW(アクティビティ・ベースド・ワーキング)のエリアを組み合わせた。「役職や部門を超えた交流を促進し新たなイノベーションが生まれる場」を目指すという。
新オフィスは「プラットフォーム」
東京メトロは新オフィスのデザインコンセプトを「プラットフォーム・オブ・メトロ」と説明する。プラットフォームには駅のホームという意味があるが、ここでは「働く場の基盤」を指す。では基盤とは何か。それは、自由な発想による挑戦、横断連携による価値創造、社員エンゲージメントが高まる空間だという。執務エリアは「ABW席や交流スペースを整備し、部署の垣根を超えたコミュニケーションが生まれやすい環境とした。こうした環境を通じて、日常的な対話や連携を促し、新たな価値創造につなげていきたい」(担当者)。
そして来客エリアは、「自社を誇れるような空間づくりを目指しました」。これが社員エンゲージメントの向上につながると東京メトロは期待する。エンゲージメントとは会社と社員との間における強い信頼関係を指す。部外者にとって来客エリアは東京メトロらしさ全開で楽しげに見えるが、社員にとっては東京メトロへの愛着や誇りを感じさせるという意味がある。

