てんじくの山椒は、地元産。姫路の隣にある宍粟(しそう)市産のものを毎年100kgを仕入れ、すべて手作業で仕分けしてから、真空パックにして冷凍保存し、中国産の花山椒とブレンドして使っている。近隣の神社裏にある山椒も混ぜ合わせていることもあり、かつて注文が入れば「ラッキー麻婆、1丁!」と厨房で声が飛び交う日もあったとか。
2025年度のマーボ焼そばの年間売り上げ数は1万1000食。創業時からの定番メニューは、味のアップデートをしながらも根強いファンがついている。
次は「日本最強焼餃子」、2025年度は年間12万枚の注文実績があるてんじく一の人気メニューだ。ネーミングから揺るぎない自信が伝わってくる。
オリジナルの味噌ダレをつけて、ひとつ口に放り込む。皮の焼き目はカリっとし、ひだの部分はもちもちして食べ応えがある。ニラの香りが豚ひき肉のジューシーさを引き立て、キャベツの甘みとショウガとニンニクがちょうどよく馴染む。ビールと一緒にグイッと喉に流し込めば最高だ。1個1個が軽いので、パクパク食べられ、あっという間になくなってしまう。気になる肉だねの仕込み方は「企業秘密」とのこと。
追熟マンゴーと独自ソースが新しい「香港マンゴプリン」
締めはお口直しのデザート、香港マンゴプリンだ。一般的にはピューレや冷凍マンゴーを使うが、てんじくでは生のマンゴーを取り寄せ、完熟するまで追熟させてから使っている。果肉感を残すために一つひとつ手で「袖(そで)切り」し、生クリームとマンゴー酒を合わせて、濃厚ななかに風味の余韻を残しているとのこと。期待が高まる……。


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