お茶は、ジャスミン茶と烏龍茶の2種。筆者はいつもジャスミン茶を選んでいたが、烏龍茶のラベルに「自家製炊き出し烏龍茶」と書かれているのに気づいた。「ウソやん」と二度見した。烏龍茶は、店内で20リットルの鍋4つをターボバーナーを使って毎日炊き出しているそうだ。「お茶の濃さも、日によって、店舗によって異なる」らしい。
他に、挽き立てのブレンドコーヒーやアメリカン、紅茶と、温かい飲み物も揃っている。
生レモンスライスや挽き立てコーヒーと、無料にもかかわらず尋常ならぬこだわりに驚くが、「お客様に喜んでいただきたい」という思いからのサービスだ。
地元産山椒が香る「マーボ焼そば」と年間12万枚売れる「日本最強焼餃子」
まず運ばれてきたのは、メニューに「姫路名物になっています」と書かれてある、山椒味のマーボ焼そばだ。大きなお皿を覆うように麻婆豆腐がたっぷりかかっていて、麺がまったく見えない。四川風麻婆豆腐のような刺激的な赤さではなく、深みのある色合いだ。山椒の細かな粒がまんべんなく振り掛けられていて、立ち上がる湯気を鼻から吸い込むと、フルーティーな山椒の香りが鼻腔を抜けて食欲をそそる。
まずは、レンゲで麻婆豆腐をひとすくいして口に頬張る。辛すぎず甘すぎず、程よいピリ辛加減とニンニクのキレがいい。四川省産のピーシェン豆板醤を使うことで、豊かなコクを引き出しているそうだ。山椒の爽やかさと心地いいしびれが後からやってきて、クセになる。
次に箸で麺をあげて、すする。麺の表面がカリカリに焼かれていて、カリッツルッ、そしてネギのシャキシャキ食感が口のなかで混じり合い、お焦げの香ばしさも相まってさらに箸が進む。このマーボ焼そばを含むてんじくの麺はすべて、九州産の小麦粉を使用した自家製というから驚きだ。


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