『会社四季報』には、数多くの銘柄情報が詰め込まれている。株価チャートから財務、株主構成までデータは満載だ。
中でも見逃せないのが、記者が四半期ごとに全上場企業へ必ず取材し、更新している欄。四季報独自の業績予想の数値欄と、その根拠を書き込んだ記事欄である。
ただ、約3800社の予想数字を吟味し、記事を読み込むのは骨が折れる作業だ。そもそも「どんな銘柄を選べばいいのか」という基準自体、人によって異なる。
そこで記者が考えたのは、記事の「見出し」だけを頼りに投資したらどうなるのか、ということだ。本稿では過去10年分のデータでシミュレーションしてみた。
見出しは4タイプに大別
四季報記事の「見出し」とは、その会社の業績を一言で言い表したものだ。【最高益】【上向く】【反落】など種類は多いが、基本的には4タイプに大別できる(下表)。「前期比較」か「前号比較」か、「ポジティブ」か「ネガティブ」かだ。見出しは、その組み合わせで表現される。
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