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[Book Review 今週のラインナップ]
・『半導体 尖端覇権の興亡』
・『道徳を競う帝国 マイノリティの権利はどこからきたのか』
・『半自伝 このままでいいのか、いけないのか[新装版]』
評者・本誌コラムニスト 山田雄大
先端半導体ラピダス支援の舞台裏 産業政策のリアルと少しの違和感
半導体・エレクトロニクスを中心に据え、日本企業と日本産業の過去の失敗を記録する。同時に、現在進行形で進む「巨大な国策実験」の背景を照射している。
先端半導体の製造を目指すラピダス、台湾TSMCの熊本進出など、近年は国が前面に躍り出て特定の産業や企業を支援する話題に事欠かない。本書は、国が産業に深く関与する現状、経緯を理解するための有用な補助線となる。
評者が興味深く読んだのは、露光装置におけるEUV(極端紫外線)開発競争を描いた第三章。不可能といわれた次世代技術に果敢に挑んだオランダのASMLが世界の覇者となり、現実路線を選んだニコンとキヤノンが敗れ去った過程は示唆に富む。
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