そのJTOSが、26年6月に「Wan!Pass」と連携した箱根でのペットツーリズム実証実験を始めている。
ペッツオーライの纐纈和輝さんが見据えるのは、宿や交通機関が個別に「ペット可」を打ち出す段階の先だ。
箱根をモデルケースに、観光地全体を「犬連れで移動しやすいインフラ」として設計し直し、他地域にも広げられる標準形を作ろうとしている。
その核になるアプリ「Wan!Pass」は、愛犬の情報やワクチン接種状況などを事前登録し、利用できる施設や条件をまとめて確認できる。施設ごとに異なるルールを見えやすくすることで、飼い主の不安と、受け入れ側の説明負担を同時に減らす役割を担う。
利用条件等を電話や現地で確かめる場面も多かった
先進的な"犬インフラ"を有する箱根でも、実際には、利用条件等をその都度電話や現地で確かめなければならない場面も多く、情報のばらつきが周遊のしにくさにつながっていた。
そこで今回の実証では、鉄道4社が持つ鉄道・バス・ロープウェイ、観光・宿泊施設などのデータと「Wan!Pass」の仕組みを組み合わせる。そのうえで、犬連れ旅行者がどこを訪れ、どこで迷い、どこでつまずくのかを可視化していく。狙いは、データに基づいて犬連れ客の受け入れ体制を改善していくことにある。


※ログイン後、コメント入力が可能です。