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「コミケの天下」から「天下のコミケ」へ、デジタル化で変容した即売会の存在意義と多様性を生む唯一無二の価値とは

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オタク世界を支配していた「コミケ」。その立つ位置がかつてより揺らいでいる(写真:筆者撮影)
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付け加えれば、「覇権作品」も不在となった。

以前は、人気のマンガやアニメが出現すれば会場は二次創作で埋め尽くされた。聖闘士星矢がはやれば女性向けは星矢一色、セーラームーンがはやれば男性向けはセーラームーン一辺倒となった。

今では見かけない。コロナ中断前にアイドルマスターが埋め尽くしたのが最後である。再開後にも大人気のマンガやアニメ、ゲームが登場した。ただ、会場が埋め尽くされる事態はなくなった。

同時に、コミケが「コスプレや企業ブースのイベント」との印象が強くなっている。撮影会や、公式による限定商品の販売機会との認識である。その背景には何があるのだろうか。

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