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保険会社の資産運用部門はかつて、顧客から集めた保険料を債券のような平凡な資産に投じる、金融業界でも比較的地味な部署の1つだった。
しかし過去20年間で、かつて傍流だったこの部門は、プライベートエクイティー(PE)が保険会社を相次いで買収し、その保険料を自らが手がける高リスクの投資へと振り向けてきたことで、巨額の富を生み出す原動力へと変貌した。
そして今、そうした手法の妥当性が問われるようになっている。その界隈での大物スターの1人、マーク・ウォルターが、傘下企業の一部で多額の資産を不適切に分類していた可能性をめぐる連邦当局の捜査を受け、財務上の難局に直面しているためだ。
66歳のウォルターは、保険資金を個人の富に変える手法を代表する人物だ。2008年の金融危機後に、比較的小規模だった資産運用会社グッゲンハイムを率いて保険会社を次々と買収し、その後、そうした保険会社の多くを自身の投資会社に売却する取引を取り仕切った。
8月の“予想外の取引”
ウォルターは多額の保険料収入を使って、ロサンゼルス・ドジャース、ロサンゼルス・レイカーズ、自動車レースF1のキャデラック・チームなどのスポーツチームや、不動産債権を手に入れた。さらに、オンライン中古車販売会社のカーバナからファストフード大手のウェンディーズまで、幅広い企業に融資した。
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